今回は12月26日(日)に中山競馬場で行われる、
有馬記念(G1)
このレースの特集を行っていきたいと思います。
特集とは言っていますが、結論自分が予想するうえで必要な項目をまとめたページだということです(笑)
ですのでぜひあなたの予想にもお役に立てていただければ幸いです。
ということで、予想のために取り上げるのは主に5つの項目です。
- 過去10年のデータ※20日(月)更新予定
- 調教評価(1週前・最終追い切り)※1週前を21日(火)、最終追い切りを23日(木)更新予定
血統評価馬キャラ診断※22日(水)更新予定- 展開予想※24日(金)更新予定
- 最終予想※25日(土)更新予定
では参りましょう!
有馬記念(G1) 過去10年のデータ
人気
POINT
- 1番人気が強い。
枠順
POINT
- 4枠の単勝回収率が優秀
- 8枠は苦戦、1.2枠も意外と苦戦
年齢
POINT
3歳馬
アサマノイタズラ、エフフォーリア、ステラヴェローチェ 、タイトルホルダー
性別
POINT
牝馬
アカイイト、ウインキートス、クロノジェネシス、シャドウディーヴァ、メロディーレーン
所属
POINT
関東馬(軽視)
アサマノイタズラ、ウインキートス、エフフォーリア、シャドウディーヴァ、タイトルホルダー
ローテーション
POINT
- 菊花賞組は積極的に狙いたいレベル
前走菊花賞組
アサマノイタズラ、ステラヴェローチェ、タイトルホルダー
前走着順
POINT
- 勝ち馬は前走4着まで
- 前走4着馬の成績が優秀
前走1~4着馬
アカイイト、エフフォーリア、ステラヴェローチェ、タイトルホルダー、パンサラッサ、ペルシアンナイト、メロディーレーン
前走4着馬
ステラヴェローチェ
3項目該当(枠順・人気発表前)
ステラヴェローチェ
有馬記念 調教評価(1週前追い切り)
アカイイト【評価C】
栗東坂路
4F 52.0-37.4-25.0-13.0
前走エリザベス女王杯の1週前と比べると全体が1秒速い分ラストは掛かりました。
基本的に加速ラップにはならないことが多いのでいつも通りと言えばいつも通り。
ただ気になるのは終始舌を出していた点ですね。この点が実戦に行ってどう出るか。
アサマノイタズラ【評価A】
美浦W
5F 67.5-51.9-37.4-11.2
前走時の1週前では併せ馬を遅れていたので、まずしっかり先着出来ている点は好材料。
中山コース向きの頭の高い走法ですし気合を付けられてからの反応も抜群。
1週前時点で言えば前走時より仕上がっているように感じます。
アリストテレス【評価B】
栗東CW
6F 82.7-67.2-52.1-37.0-11.5
前走の1週前とは異なり終い重点での追い切り。ですが、前走時はしっかり先着したものの、今回は新馬を相手に手ごたえ見劣る併入。その辺りがどう出るか。状態としては前走の方が良く見えた。
ウインキートス【評価A】
美浦W
6F 86.0-69.7-53.1-37.8-11.3
前走時と比べると完全に終い重点の内容。コーナーでは少し行きたがるそぶりも見せていました。ただ合図を送られてからは良い反応を見せており状態は変わらず良さそう。走法的にも少し頭が高く中山コースは実績的にも向きそう。
エフフォーリア【評価B】
美浦W
6F 84.1-67.9-52.9-38.2-11.8
3頭併せを内から上がっていきましたがまだまだ完全な状態という感じで無さそう。
本来なら並びかける時の脚がもっと反応良いはずなので。ただ最終追いでもっと上がってくるでしょうし、100%でなくても勝負になる実力はある。
キセキ【評価B】
栗東CW
6F 82.2-67.7-53.3-38.3-11.7
前回の1週前は和田竜J騎乗で一杯に追われる攻めた内容でした。それに比べて今回は秋3戦目ということもあるのか少し終い重点の軽めの内容。最終追い切りや当日の様子で状態を確かめたい。
クロノジェネシス【評価A】
栗東CW
6F 82.2-67.4-52.2-37.3-11.7
併せ馬で併せた馬を抜き去る時の脚はさすがの一言。2週前の単走追いでも抑えきれないくらいの手ごたえをみせていたので状態は今のところ問題なさそう。あとはこちらも海外帰りなだけに最終追い切りや当日の様子で状態を確かめたい。
シャドウディーヴァ【評価B】
美浦W
6F 82.3-66.4-51.8-37.8-11.7
※映像無し
今回は2500mを意識してかウッドを6ハロン追い。それも2週前と併せて2本こなしていますから前走の疲れは無さそう。共に横山父が乗れる金曜日を狙っての追い切りですし、ジョッキーの進言もあり右回り対策として2週前にブリンカーを付け1週前には外してと確認を行ったとのこと。この馬も引退レースということで調整は入念ですし、あとは最終で坂路をサラっとという感じでしょうか。
ステラヴェローチェ【評価B】
栗東CW
6F 83.2-66.4-50.9-36.1-11.2
併せ馬の外を回って数字的にも悪くない内容だが完全に併せた相手に手応えは見劣っていた。その点は心配なのでこちらも最終追い切りや当日の様子で状態を確かめたい。
タイトルホルダー【評価A】
美浦W
5F 66.5-52.1-38.0-12.2
3頭併せの内で手ごたえ十分に並びかけそのまま併入させるように最後は手綱を絞って併入。11日(土)にもウッドを6ハロンから単走で一杯に追われており大分状態が上がってきた印象。前走後も順調に来ているでしょう。
ディープボンド【評価A】
栗東CW
6F 81.0-65.7-51.5-36.9-11.2
併せ馬の内で手ごたえ十分に馬なりのまま並びかけ追われてからはスッと反応し抜け出す。全体も速いしラストまでしっかり伸ばせており海外帰りを感じさせない状態。体も減っていないとのこと。あとは当日の状態で見極めたいところ。当然最終追い切りも注目。
パンサラッサ【評価B】
栗東CW
6F 80.8-64.8-50.1-36.3-11.5
今はまさにピークなのか楽な手ごたえで6ハロン自己ベストをマーク。最後までしっかり追って終いもまとめることが出来ましたし前走後も順調に来れているようです。状態は変わらず良いでしょう。あとは最終追い切りで軽くやって自分の得意な形に持ち込んでどこまでやれるかですね。
ペルシアンナイト【評価B】
栗東坂路
4F 63.3-45.8-29.1-14.1
※映像無し
間隔が詰まっていることもあり軽めの内容。また前走は少し出遅れていることもありゲート練習も織り交ぜています。あとは距離の面でチャレンジする必要があるので折り合い重視の仕上げと言えますね。
メロディーレーン【評価C】
栗東坂路
4F 54.9-40.4-26.5-13.6
※映像無し
この追い切りでは遅れたものの19日(日)のウッドでは併せ馬でしっかり先着。間隔を空けた方が良いタイプで今回もその例にもれず順調に良化中。スタミナを問われるタフな展開になってどこまで格上馬相手に迫れるか。
モズベッロ【評価B】
栗東坂路
4F 51.2-37.7-25.4-13.2
1週前の追い切りで坂路の自己ベストをマーク。この秋4戦目でようやくピークを迎えた感がある。単走で馬なりながら最後まで楽に駆け抜けた。あとは馬場状態次第。
ユーキャンスマイル【評価B】
栗東坂路
4F 54.5-39.3-25.1-12.6
見た目に重めな助手さんが乗っての追い切りながら楽に先着。ラストこそ加速ではないものの及第点。秋三戦目で状態はピークに。あとは舞台設定がどうか。
有馬記念(G1) 1週前追い切り 調教評価まとめ
【評価S】
無し
【評価A】
アサマノイタズラ、ウインキートス、タイトルホルダー、クロノジェネシス、ディープボンド
有馬記念 馬キャラ診断
アカイイト 牝4歳
前走エリザベス女王杯では前崩れの流れを早めに捲って差し切った内容が強かったもののはまった感は拭えない。もちろん去年の2着サラキアと被る臨戦過程ではあるものの馬は別馬。牡馬混合重賞で好走歴が無いので厳しいか。
アサマノイタズラ 牡3歳
前走菊花賞では逃げ馬が勝つレースで最後方からでは流石に届かない。それでも上がり最速をマーク出来ているように自分のレースは出来ていた。もともとの成績もそうだし走法を見ても中山の小回りコース向きは明らか。内目で我慢して一瞬の脚を使えれば一発あってもおかしくない。
アリストテレス 牡4歳
前走ジャパンCは押し出されるように逃げたものの物見をしていたそう。中山自体はAJCCで勝っているように向かない舞台では無いはず。好位の内目で溜める競馬が理想。後はジャパンC後の状態と当日のテンションがどうか。
ウインキートス 牝4歳
前走エリザベス女王杯では10着と惨敗。展開的にも伸びて来そうな中伸びなかったのはこの馬の特性によるものか。個人的にはスローからの瞬発力勝負(キレというより一瞬の脚)が得意なタイプだと思っているのでエリザベス女王杯は向かなかった。今回も舞台設定自体はベストの可能性もあるが展開が向きそうに無い。
エフフォーリア 牡3歳
前走天皇賞・秋ではダービー以来の競馬ながらコントレイルを撃破し優勝。この馬の強さを示すとともに3歳世代の強さも示した格好に。その天皇賞・秋の強さから広いコースの方が向くように思われるが、個人的にこの馬の強みは一瞬の加速力(ギアの切り替えの速さ)だと思っている。例えば皐月賞の4コーナーを抜けて直線に入る時がそう。もちろん天皇賞・秋やダービーでもその加速力で一瞬にして抜け出している。なので有馬記念の舞台も問題無いが内枠がベター。
キセキ 牡7歳
前走ジャパンCではひさしぶりにスタート合わず出遅れ、道中はこの馬の良さを活かすため途中からまくり先頭。流石に惨敗したがやりたいことはやれている。引退レースとなる今回もやりたいレースは変わらず持久力を活かすのみ。後はスタート次第で先方は変わるが同型との兼ね合いがカギ。
クロノジェネシス 牝5歳
去年の勝ち馬でグランプリ3連勝中と適正についてはなんの説明もいらない。後は前走凱旋門賞からどれだけ状態を戻せているのか。ただ過去を見ても休み明けでも結果を残しているしむしろそんなローテーションで使われて来た馬なので問題ないはず。この馬もエフフォーリアと同じく一瞬の加速力とコーナーでの立ち回りの上手さが武器なのでグランプリに強いのも頷ける。後は当日どれだけ仕上げて来れるかで引退レースを飾れるか決まるだろう。
シャドウディーヴァ 牝5歳
前走ジャパンCは勝ちに行くならこれしか無いと言う戦法を鞍上が選択した結果。それでも0.9秒差7着は健闘している。今回好走できるかは右回りにあり、いつものモタレ癖を出させないよう中間にブリンカーを付けてみたりと工夫の後は伺える。この馬も引退レースとなるが鞍上や過程込みで一発を狙ってまた先行して来そう。
ステラヴェローチェ 牡3歳
前走菊花賞ではその前の神戸新聞杯の疲れがあったのか(不良で行われた)状態はひと息の中後方から上がり最速の脚を使うも4着まで。結果は物足りないが同じく神戸新聞杯を好走した他の馬たちが惨敗していることを考えればむしろ好走していると言っていい。距離自体は多少長いと思うが前走からの距離短縮は確実にプラス。この馬も一瞬の加速力に秀でており、内目で溜めて勝負どころで動く競馬が出来れば。
タイトルホルダー 牡3歳
前走菊花賞ではこの馬の良さを最大限に活かした逃げで圧勝。変にペースを緩めることなく持久力勝負に持ち込んだことも良かった。横山武Jで2戦2勝なだけに乗り替わりは痛いが兄の和生でどう出るか。パンサラッサが今回も離して逃げれば離れた2番手で実質逃げのポジションが取れそう。血統的にもサドラーの血が入っており距離や持久力を活かせそうな展開もプラスとなる。
ディープボンド 牡4歳
前走凱旋門賞では惨敗も展開が向かなかった印象。やはりこの馬は持ち前のスタミナと持久力を活かす競馬が合っており、京都新聞杯や阪神大賞典のような競馬が理想。もちろん状態面が問題無いことが条件ではあるものの同型も多くタフさが要求されるレースで天皇賞・春2着があるようにスタミナ勝負になれば出番もありそう。
パンサラッサ 牡4歳
前走福島記念では超の付くハイペースを最後まで逃げ切る強い内容。ただ今回は2500mと一気の距離延長が課題。陣営も距離が長いことは明言しているので、この馬の良さを活かしつつどう距離を誤魔化すかがカギ。個人的には変に緩めることなく前走ほどとは言わないものの行き切ってしまった方が良いと思う。
ペルシアンナイト 牡7歳
前走チャレンジCではしぶとく伸びて3着とまだまだ重賞でも戦えることを示した。ただ今回は距離が長くG1の舞台であることからいかにロスなく立ち回れるかがカギに。前走スタートで遅れていたこともありがとう中間はゲート練習も入念。去年の有馬記念は0.6秒差7着、今年の天皇賞・秋では0.8秒差7着とまだ戦えることは示しており過去にはダイワメジャーのようにマイラーでも一発には警戒が必要。
メロディーレーン 牝5歳
前走で3勝クラスを勝ちオープン入り。ファン投票で出走が叶ったが基本的にこれまでの重賞レースを見ても力は足りない。逆にこの馬が来るパターンを考えるとタフな超前傾ラップになり前が総崩れになった時この馬のスタミナを活かして追い込んで来るパターンか。
モズベッロ 牡5歳
前走ジャパンCでは13着と惨敗。もともと叩き良化型ながらこの秋は状態もなかなか上がってこず惨敗続きも、過去には宝塚記念と大阪杯で2着がある実力馬。ただしその両方とも重馬場でのレースであり、今回は状態も今秋一番と言えそうだがやはり一雨なければ厳しいか。
ユーキャンスマイル 牡6歳
前走ジャパンCでは12着と惨敗。菊花賞3着や阪神大賞典勝ちがあるように基本的には距離があった方がベター。前走から距離延長は良いがj脚質的には中山の小回りコースではうまく末脚を活かすことが出来ないと見る。状態自体はこの秋一番のデキにありそうだがどうしても展開利が必要か。
有馬記念 調教評価(最終追い切り)
アカイイト【評価C】
栗東坂路
4F 52.2-37.3-24.6-12.6
最終追い切りでも舌を出したまま。単走で一杯に追われ1週前と同じくらいの内容。
過去には函館でウッドの経験はあるものの基本的に坂路のみの調整なので2500mへの距離延長がカギとなりそう。
アサマノイタズラ【評価A】
美浦W
6F 80.9-65.1-51.0-37.5-11.8
1週前にしっかり追って負荷を掛けているので最終は馬なりの調整。それでも6ハロンは自己ベストをマーク。状態の良さと成長を感じる調教内容。中山コースも合いそうなだけに一発秘める。
アリストテレス【評価B】
栗東坂路
4F 54.7-39.0-24.9-12.3
併せ馬を先行し溜めて終いを伸ばす内容。最後まで加速ラップを踏めている点は好印象だし先着出来たことも良かった。1週前新馬に手応え見劣ったことが気になるが当日の状態次第。
ウインキートス【評価A】
美浦坂路
4F 54.2-39.6-25.7-12.7
併せ馬を追走からしっかり加速ラップを踏んで先着。頭高めの小回りに向いた走法で力強さを感じさせる走り。これまでの結果からも中山2500mはベストの可能性が高く、ポイントとしては道中脚を溜められる展開になるかどうか。条件が合えばこの馬の力を存分に発揮できるデキに仕上がっている。前走は輸送の影響もあったかもしれず今回プラスに働く点が多い。
エフフォーリア【評価A】
美浦W
5F 69.0-52.8-38.0-11.4
いつものように3頭併せの真ん中を割ってくる内容。追われてから一気の加速で反応出来ているしこの馬の力を十分に発揮できるデキだと言える。前脚を高く上げ地面をしっかり押し込むようなパワフルな走りで間違いなく中山は合う。一瞬の加速力に優れるため枠も問題にしないため仕掛けさえ間違えなければ。
キセキ【評価B】
栗東CW
5F 70.0-53.8-37.6-11.6
この馬最後の調教はウッドを単走で前半折り合いを付けつつラストを伸ばす内容。しっかり折り合いも付いていました。状態は秋3戦目でさらに良くなったという感じではありませんが良い意味で平行線。中山コースは4戦して着外しかありませんがまともに競馬できたのは実質逃げて5着の一戦のみ。陣営も話すようにとにかくスタートだけ決まれば恰好付いても。
クロノジェネシス【評価A】
栗東CW
7F 97.2-81.1-66.1-51.8-37.0-11.9
2.4秒と大きく追走しての併入なので先着出来なかったことは特に問題なさそう。馬なりのままでしたし7ハロンから意欲的に負荷を掛けていますのでこの追い切りでさらに状態も上がって来そう。いつも最終追い切りはこのような感じ。もともと崩れないタイプですし休み明けも苦にしないのでラストランも問題なく力を出してくれるのでは。
シャドウディーヴァ【評価B】
美浦W
6F 84.8-68.6-53.4-38.5-11.6
最終追い切りも6ハロンからの意欲的な追い切り。横山父が3週連続で跨りラストランに向け万全の調整内容。2週前には右回り対策としてブリンカーも着けたようですが1週前と最終では着けていなかったので本番も着けない可能性があるが必要ないとの判断とみる。
ステラヴェローチェ【評価A】
栗東CW
6F 84.4-67.4-52.0-37.0-11.2
最終はデムーロJが跨って併せ馬を直線外に出し抑えきれない手応え。そこから最後手綱を緩めてしっかり反応。軽めの調整内容ながらラストは11.2秒と1週前一杯に追った時と同じタイム。1週前にしっかり追って手ごたえこそ見劣ったもののそこからグンと状態が上がってきた印象。これならこの馬の力は十分に出せそう。
タイトルホルダー【評価B】
美浦W
6F 82.5-65.7-50.8-37.0-11.6
3頭併せの内で2頭を先に行かせ2.8秒追走からラストは意識的に抜かせることない指示。なので遅れも問題なし。ピッチの効いた走りで弥生賞を勝っているように中山コースも問題なし。前走最終追い切りでは坂路だったものの今回はこれまで通りのウッド追いに戻してきたことをどう評価するか。個人的にはこの内容で今まで好走してきたし問題ないと見ている。
ディープボンド【評価B】
栗東CW
6F 82.9-68.0-52.6-37.7-11.7
1週前にビッシリ負荷を掛けているだけに最終は軽めの調整。トビが大きく前脚で掻き込むような走りでパワーを感じさせるも小回りで馬群に入った時のコーナリングには少し不安を感じる。もちろん雨が降ればさらに良いが小回り内目でばらけず馬群に入った時にどうか。
パンサラッサ【評価B】
栗東坂路
4F 51.0-37.1-24.2-12.2
坂路を単走で馬なりのまま楽に好タイムをマーク。最後までスピードを持続出来ておりこの厩舎らしい好内容。1週前に長めからビッシリ好タイムでやれていますし状態に関しては問題ない。あとはこの馬の競馬をやってどこまで。
ペルシアンナイト【評価B】
栗東CW
6F 84.4-68.2-52.3-37.2-11.3
最終追いでは終いだけ強めに追っていつも通りの加速。追われると状態を沈ませる走りなため小回りではスムーズな加速が難しくどうしても直線勝負になりがち。ただ内を突けるタイプで今回引いたのも1枠。前崩れの流れで内を突くことが出来ればいつものような脚を最後に使えそう。間隔が詰まっていても状態は変わらず良い。
メロディーレーン【評価C】
栗東坂路
4F 55.2-40.0-26.4-13.6
坂路を単走、ラストを強めに追われるも少し失速のラップ。いつも通りではあるものの全体時計はいつもより遅めなので物足りないと言えば物足りないが、いつもと言えばいつもなのでこの馬なりに力は発揮できる状態。
モズベッロ【評価B】
栗東坂路
4F 51.5-38.0-25.6-13.3
1週前には坂路の自己ベストをマークするなど今回が確実に秋で一番状態が良いはず。最終追いでも強めに追われ少しふらつくようなシーンがありながらも全体的には速い時計でまとめてきた。終い掛かるのはいつものことなのでこの馬なりの状態の良さでどこまで迫れるか。もちろん雨は降れば降るほど良い。
ユーキャンスマイル【評価C】
栗東芝
6F 80.1-64.7-49.9-36.8-11.3
最終は芝コースに入れて3頭併せの内からクビ遅れ。特に追ってもいないのでそこまで気にするほどでもないが秋3戦目でどれだけ状態を上げられているか。大きく変わってきたようには見えない。
有馬記念(G1) 最終予想 調教評価まとめ
【評価S】
無し
【評価A】
アサマノイタズラ、ウインキートス、エフフォーリア、クロノジェネシス、ステラヴェローチェ
有馬記念(G1)展開予想
展開はまずパンサラッサが逃げるはずだが、問題はどれくらいのペースで逃げるかどうかが焦点になる。
前走と同じようにハイペース57~58秒で飛ばすならこの馬がハナで2番手にタイトルホルダーという隊列。タイトルホルダーも岡田牧雄さんが4コーナーである程度後続を離しておきたいと言っていただけに隙あらば先頭を奪いに行くだろう。
その後にスタートさえ決まればキセキ、アリストテレス、ディープボンドが続く展開。
その後はエフフォーリア、シャドウディーヴァ、ウインキートス、クロノジェネシスが続き、その後は後方勢へと続く。
最後の3コーナー辺りから各馬仕掛けが始まりまずはタイトルホルダーが早めにパンサラッサを捉えリードを広げようとするところ、その動きに併せて後方勢も一気に進出開始。ここから激流に変わり最後はスタミナ比べのレースになるはず。
ここで必要になるのがスタミナはもちろんのこと小回りのコーナー適性。残り1000m辺りから仕掛けてもコーナーでスピードを削がれてしまうようであれば中山の短い直線では届かない。理想はコーナーを器用に回りながらスピードを落とさず直線入り口で最低でも10番手以内に上がっていること。
つまり前でスタミナを活かし粘り込める馬や後方からスムーズなコーナリングでスピードを保ったまま上がってこれる馬に有利に働きそう。
もちろん枠順も大いに影響すると思うが、アサマノイタズラ・ウインキートス・エフフォーリア・クロノジェネシス・ステラヴェローチェ・タイトルホルダーこの辺りは上記条件に該当すると見ている。
有馬記念(G1) 最終予想
◎ステラヴェローチェ
〇エフフォーリア
▲クロノジェネシス
△アカイイト
△ペルシアンナイト
△シャドウディーヴァ
◎ステラヴェローチェ
強い3歳世代の中でこの馬を本命に。
常にトップクラスの力を発揮して来ており、展開次第でどこかG1を勝てたと思っているほど。状態面に若干の不安はあるものの、最後に必ず脚を使ってくれますし展開も向きそう。
〇エフフォーリア
世代だけでなく全世代通してみてもトップレベルの力を持った馬。ただし今回は中山2500mへの適正と人気から見る妙味を考え印を落とした。ただ強い。
▲クロノジェネシス
エフフォーリア同様全世代通してトップレベルの実力。すでに成し遂げたグランプリ3連覇の偉業や凱旋門賞でも世界と渡り合える実力派ここでも上位。あとは臨戦過程やここが引退レース、人気から見る妙味を考えてここまで。この馬ももちろん強い。
△アカイイト
今回ハイペースでラストはタフさを要求されるレースになると読んでいるため、前走エリザベス女王杯のタフな流れを自ら動いて差し切ったこの馬は外せない。スローよりもある程度流れた方がこの馬としてもキズナ産駒としてもプラスに働く。
△ペルシアンナイト
7歳暮れながらいまだに重賞路線で好走を続けている。さすがにずぶ差が出てきているためある程度距離を必要としてきている点も良く、この馬の得意な内枠に入った点も好材料。昨年7着よりも流れが向くと見ている分上位争いが可能とみる。
△シャドウディーヴァ
この馬も引退レースらしいが鞍上含めて不気味な存在。正直前走のレースがあるので位置取りは読みづらいが今まで通りの末脚を活かすレースで最後に浮上を期待したい。
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※調教映像はグリーンチャンネルさんを、調教タイムなど詳細は競馬ブックさんを参考にさせていただいています。
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