2021年天皇賞・秋G1(過去10年データ・調教評価・展開予想・最終予想)

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重賞レース予想

今回は10月31日(日)に東京競馬場で行われる、

天皇賞・秋(G1)

このレースの特集を行っていきたいと思います。

特集とは言っていますが、結論自分が予想するうえで必要な項目をまとめたページだということですね(笑)

ですのでぜひあなたの予想にもお役に立てていただければ幸いです。

ということで、予想のために取り上げるのは主に4つの項目です。

  • 過去10年のデータ
  • 調教評価
  • 展開予想
  • 最終予想

では参りましょう!

と、その前にまずはレースの概要とレッドウッドの思い出から(笑)。

天皇賞・秋2021 概要

今では秋の古馬三冠ロードの第一線として、またマイラーと中距離馬がぶつかる一戦としていろいろな名勝負が繰り広げられてきた伝統のレース。

サイレンススズカの悲劇もありましたし、人気なのはウォッカとダイワスカーレットの戦いなどなど本当に絞り込むのが難しいくらいたくさんの名勝負がありますが、個人的には1999年のスペシャルウィークが勝ったレースを挙げたいですね。

3歳でダービーを勝ち、古馬になってAJCCと阪神大賞典、天皇賞・春と3連勝。
宝塚はグラスワンダーに負けて臨んだ秋初戦の京都大賞典。

ここでは断然だと思われたがよもやの7着。
この敗戦を受けてもう終わったとまで言われ天皇賞・秋当日を迎えるも馬体重は-16キロ。そのせいもあってかこの馬がまさかの4番人気でした。

ただレースではそんな周りの評価などものともせずステイゴールド以下を大外から差し切り優勝。天皇賞の春秋制覇を成し遂げた一戦でしたね。

レース後の白井元調教師の喜び方を見ても渾身の仕上げでこの馬の強さを示したかったんだなと最近になって改めて感じましたね。(当時は子供だったのでw)

この時馬券当たったかな?あまり覚えていないですがキングヘイローの馬券は勝っていたと思います(笑)

さて、ここから本編です(笑)。

過去10年のデータ

調教評価

エフフォーリア【評価A】
美浦W
6F 86.3-69.3-53.6-38.5-11.3

横山武Jを背に、ウッドを3頭併せ馬の真ん中を馬なりのまま駆け抜け併入しました。
併せた2頭の後ろから追いかけ間を割るように入り軽く気合を付けて加速。手ごたえ抜群でしたね。

中間は坂路と併用で調整されており、
1週前にはウッドを併せ馬でゴール前仕掛けられ86.1-11.3秒をマークし先着。

さらに10/24と10/17にも坂路で55秒台-12秒台前半を馬なりでマーク。
休み明けですが負荷もしっかり掛かっていますし反応もよくいきなりから勝負になる状態でしょう。

カイザーミノル【評価B】
栗東坂路
4F 53.6-38.5-24.9-12.4

助手さんを背に、坂路を単走で馬なりのまま駆け上がりました。
単走ですが最後まで加速ラップを踏めていましたからこの馬なりに状態が良さそうです。

中間はウッドと併用で調整されており、
1週前にはウッドを単走で軽めに追われ60.3-13.5秒をマーク。

中2週なので速いところはこの2本ですがそれでも十分に仕上がっているのではないでしょうか。

カデナ【評価C】
栗東坂路
4F 52.9-37.6-24.7-12.7

助手さんを背に、坂路を単走で一杯に追われ駆け上がりました。
この馬のいつもの走りが出来ているでしょう。

中間は坂路主体で調整されており、
1週前にも坂路を単走で強めに追われ54.8-12.4秒をマーク。

この馬なりに順調に調整されているでしょう。

カレンブーケドール【評価B】
美浦坂路
4F 52.0-38.1-25.4-12.7

助手さんを背に、坂路を併せ馬で馬なりのまま併入しました。
活気のあるこの馬らしい動きを見せていましたね。

中間は坂路主体で調整されており、
1週前にも坂路を併せ馬で一杯に追われ51.8-12.4秒の好タイムをマークし先着。

さらに10/17にも坂路で54.2-12.7秒を馬なりでマーク。
休み明けですが負荷もこの馬なりに掛けられていて状態も良さそうです。

グランアレグリア【評価A】
美浦W
6F 80.0-65.0-51.2-37.3-11.7

ルメールJを背に、ウッドを併せ馬で馬なりのまま併入しました。
相手はコントラチェックでしたが1.2秒追走から直線で並びかけ少し抑えつつも手ごたえ十分でしたね。

中間は坂路と併用で調整されており、
1週前にはウッドを併せ馬で馬なりのまま81.7-12.3秒をマークし先着。
ここでも0.8秒追走から0.4秒先着と状態の良さをうかがわせる動きでしたね。

休み明けですがこれまでと同様に初戦から動ける状態にあるでしょう。

コントレイル【評価A】
栗東坂路
4F 51.7-37.3-24.2-12.1

助手さんを背に、坂路を単走で馬なりのまま駆け上がりました。
単走ですが楽々と好タイムをマーク。最後まで抑えたままでしたね。

中間はウッドと併用で調整されており、
1週前には福永J騎乗でウッドをホウオウアマゾンと併せ馬なりのまま79.4-12.2秒を0.6秒追走から1.3秒先着と動きましたね。

大阪杯以来となりますが引退へ向けてキッチリ仕上げてきた印象ですね。

サンレイポケット【評価B】
栗東坂路
4F 55.2-40.0-25.3-12.2

鮫島駿Jを背に坂路を併せ馬で馬なりから一杯に追われ0.6秒追走から0.6秒先着しました。
併せた馬の後ろに付け追い出すタイミングで外へ出し追われると一気に加速し突き放しました。

中間はウッドと併用で調整されており、
1週前にもウッドで単走を一杯に追われ66.5-11.8秒をマーク。

久々の前走を叩かれ状態は上向いているでしょう。

トーセンスーリヤ【評価B】
美浦W
5F 66.8-51.4-37.3-11.3

横山和Jを背に、ウッドを単走で直線一杯に追われ駆け抜けました。
馬場の3分どころを通してラストは11.3秒とキレましたね。

中間はウッド主体で調整されており、
1週前には同じくウッドで併せ馬で一杯に追われ83.7-11.3秒を2.4秒追走し0.8秒先着。

一旦前走から間隔を空けリフレッシュされているようですね。
改めてこの馬の力を発揮できる状態にありそうです。

ヒシイグアス【評価B】
美浦W
5F 68.7-53.0-38.4-12.2

助手さんを背に、ウッドを併せ馬で馬なりのまま併入しました。
発汗が目立ちましたが行きっぷり十分で何とか抑えているようでした。

中間はウッド主体で調整されており、
1週前にもウッドを単走で馬なりのまま84.4-12.2秒をマーク。
さらに2週前にもウッドを併せ馬で馬なりのまま84.2-11.5秒で併入と丁寧にテンションに気を付けながら仕上げられてきた印象です。

レース当日のテンションに注目したいですね。

ペルシアンナイト【評価B】
栗東CW
6F 83.6-66.8-51.9-38.2-12.1

助手さんを背に、ウッドを単走で馬なりから一杯に追われ駆け抜けました。
追われてからすぐに反応するという感じではなく徐々に首をグッと低くする感じで、良い時に比べると少し反応が鈍いかなという印象です。

中間は坂路と併用で調整されており、
1週前にはウッドを併せ馬で1.1秒追走し81.5-11.73秒の好タイムを一杯に追われてマーク。最後は0.1秒先着しました。

札幌記念以来ですがこの馬なりに仕上がっているでしょう。

ポタジェ【評価B】
栗東ポリトラック
6F 85.4-67.6-53.1-39.5-12.2

助手さんを背に、ポリトラックを単走で馬なりのまま駆け抜けました。
外目を丁寧に、反応を確かめるかのように調整され前肢の出もスムーズで素軽い動きに見えましたね。

中間は坂路やウッドと併用で調整されており、
1週前にはウッドを単走で馬なりのまま85.7-12.0秒をマーク。

いつものようにソフトな仕上げでこの馬なりに順調に仕上がっているでしょう。

ムイトオブリガード【評価B】
栗東坂路
4F 53.0-38.0-24.5-12.2

助手さんを背に、坂路を単走で一杯に追われ駆け上がりました。
単走とは言え最後まで集中して走れていましたし加速ラップも踏めていましたね。

中間は坂路主体で調整されており、
1週前の金曜日にも坂路を単走で馬なりのまま52.3-12.6秒をマーク。

年齢的に上がり目はないかもしれませんが、この馬なりに休み明けを一叩きされ状態を上げているでしょう。

モズベッロ【評価A】
栗東CW
6F 80.8-66.0-52.1-38.7-12.3

池添Jを背に、ウッドを併せ馬で1.2秒追走から一杯に追われ0.6秒先着しました。
追われてからの反応もよく一気に併せた相手を一気に交わし去りましたね。

中間はプールと併用で調整されており、
23日(土)にもウッドを併せ馬で0.6秒先行から強めに追われ68.7-12.3秒をマークしクビ差先着。

いつも攻め動かないタイプですがビッシリ負荷を掛けられてきたことで反応も良くなってきており状態の良さを伺わせますね。

ユーキャンスマイル【評価B】
栗東芝
5F 62.8-48.3-35.6-12.0

荻野琢Jを背に、芝コースを単走で馬なりのまま駆け抜けました。
コーナーでは中ほどを回して直線では馬場の2分どころを通り気合を付けられました。

中間は坂路やウッドと併用で調整されており、
1週前にはウッドを併せ馬で1.0秒追走から一杯に追われ83.4-11.6秒をマークし併入。

一叩きされこの馬なりに上昇しているでしょう。

ラストドラフト【評価A】
美浦W
5F 65.7-50.7-36.7-11.8

三浦Jを背に、ウッドを併せ馬で0.5秒追走から馬なりのまま0.4秒先着しました。
併せた相手と比べても手ごたえの違いを見せつけ楽々先着してきましたね。

中間はウッド主体で調整されており、
1週前にもウッドを併せ馬で2.9秒追走から馬なりのまま83.1-11.5秒をマークし併入。

前走も状態良さそうで実践に結びつかなかった辺り難しいところですが、今回は間隔詰まりながらさらに良くなっているようです。

ワールドプレミア【評価B】
栗東坂路
4F 53.5-39.7-25.7-12.8

岩田康Jを背に、坂路を併せ馬で0.7秒追走から一杯に追われ0.1秒先着しました。
少し重め残りなのか最後の反応が少し鈍ってしまいましたね。

中間はウッドと併用で調整されており、
1週前にはウッドを併せ馬で0.4秒先行し一杯に追われ84.4-12.2秒をマークし0.6秒遅れ。

2週前にもウッドで84.3-11.9秒を馬なりでマーク。

あまり調教では動くタイプではありませんが、一度使ってからのように思います。

天皇賞・秋(G1)調教評価まとめ

【評価S】
無し

【評価A】
エフフォーリア、グランアレグリア、コントレイル、モズベッロ、ラストドラフト

展開予想

今年のメンバーは特に3強そろい踏みに注目が集まっていますが展開としては確たる逃げ馬がおらずスロー想定。
枠順で行けばポタジェやトーセンスーリヤ辺りが行ってもおかしくなさそうですが、逆に言えば行くんじゃないかと思うような馬も多く読めない部分が多いですね。

ただ誰が行くにしてもコース形状的にスタートしてすぐコーナーですから、誰かが主張してしまえばすぐ落ち着くでしょうし、誰もいかないにしても落ち着くのでスローには間違いないと思いますし、3強の内の誰かが動かなければ途中の動きもあまりなさそう。

そうなると完全に直線向いてからのヨーイドン瞬発力勝負となりそうです。

そうなってしまえば逃げやそのすぐ後ろの位置では瞬発力の差でのみ込まれてしまう可能性が高く、必然的に差し追い込み決着となるのではないかと予想します。

唯一3強の中で前の方に位置を取りそうなエフフォーリアがどの位置で仕掛けるのか。
その辺りが勝負所になるのではないでしょうか。

各ジョッキーもその辺りを想定して作戦も立ててくると思うので、
誰がどこで仕掛けてくるのか。個人的にはエフフォーリアやカレンブーケドール・ポタジェ辺りが早めの仕掛けでゴール前を面白くしてくれないかなと思っています。

最終予想

◎コントレイル
〇エフフォーリア
▲ポタジェ
△カレンブーケドール

◎コントレイル
本命はこの馬です。
恐らく1番人気になるでしょうが、この馬を本命に挙げないわけにはいかないでしょう。
前走大阪杯の敗因はやはり重馬場に尽きると思います。この馬自身馬体的にもちゃんと成長していますし、ジャパンカップに関しては相手があのアーモンドアイですし成長途上でもありました。

今回は休み明けで状態をしっかり作りつつ馬場も得意の東京+良馬場が見込めますから久しぶりにこの馬のベストをレースにぶつけることが出来る、そんな舞台が整ったとみてます。

ディープ産駒が過去10年で勝てていないと言いますが、この馬にとっては関係ないと思っています。

引退まで今回を含め残り2戦。種牡馬としての価値を高めるためにもこの2戦は負けられませんね。

〇エフフォーリア
相手は3歳馬で伸びしろの大きいこの馬です。
この馬の最大の特徴は共同通信杯や皐月賞でも見せた抜け出すときの一瞬の脚にあると思います。

一瞬でトップスピードまで上がれますから皐月賞の時も4コーナーから直線にかけて一気に上がっていきました。あの時の脚をこの東京でも繰り出し後は後ろから来るコントレイルとの追い比べを想定しています。

この馬も休み明けですが状態に関してはウッドでしっかり乗り込み負荷を掛けていますし、その前はもちろんノーザンファーム天栄で調整済み。

100%とは言わないでしょうが十分に勝負できる出来にあるでしょう。

▲ポタジェ
一発に期待したいのがこの馬です。
ここまで11戦してすべて3着以内の馬券を買う側としてはとてもありがたい存在ですが(笑)、ここへ来てこのメンバー相手に初めてのG1挑戦となります。

前走も3着と負けてしまったんですが前に居た2頭はG1馬の2頭ですし、1800mはどちらかというとその2頭の得意な舞台でしたのでそれでも0.2秒差3着ならかなり良い内容でしょう。

4歳コントレイルと同じ世代ですが、ここまで大事に使われてきてゆっくり成長を促してきてここへ来てようやく本格化してきたように思います。

前走から距離も伸びますしさらに成長も見込めると考えたら3強の一角崩しも十分にあるのではないでしょうか。

△カレンブーケドール
ここまで16戦掲示板を外したことが無く、ということはG1でも一度も掲示板を外したことが無い、それでいて未だ重賞勝ちは無いという馬。

決め手がないというか悪い意味で賢さがあるらしく全力を出していない可能性もあるようです。逆に言えば全力を出せたらどうなるか。楽しみは十分にありますね。

ただどちらにしても安定して力を出してくれるでしょう。


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※調教映像はグリーンチャンネルさんを、調教タイムなど詳細は競馬ブックさんを参考にさせていただいています。

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