今回は12月12日(日)に阪神競馬場で行われる、
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)
このレースの特集を行っていきたいと思います。
特集とは言っていますが、結論自分が予想するうえで必要な項目をまとめたページだということです(笑)
ですのでぜひあなたの予想にもお役に立てていただければ幸いです。
ということで、予想のために取り上げるのは主に4つの項目です。
- 過去10年のデータ
- 調教評価
- 展開予想
- 最終予想
では参りましょう!
と、その前にまずはレースの概要と私レッドウッドの思い出から(笑)。
2021阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 概要
阪神ジュベナイルフィリーズ、ジュベナイル・・・。
このレース名になったのが2001年からということで早くも20年です。さすがにこの名称にも慣れましたね(笑)。
そして2006年ウォッカが勝った年からは阪神競馬場の改装が完了し外回りコースで行われるようになりました。
その後から本当に強い牝馬たちが優勝馬に名を連ねるようになり以前にもましてクラシックに直結するようになったと思います。
私レッドウッドが見てきた中で印象的なのは2000年の勝ち馬テイエムオーシャン。この時はまだ阪神3歳牝馬Sでしたが、札幌2歳Sでは牝馬ながらあのジャングルポケットの3着と好走しそこからぶっつけで臨んだこのレースを圧勝しました。
もちろんご存じのようにその後も桜花賞や秋華賞を勝ち文字通り名牝となるのですが、牡馬も牝馬もこの時代は好きな馬が多かったですね。
残念ながら子供には活躍馬が出ませんでしたがあの時の強さは今でも目に焼き付いています。
ということで近年の勝ち馬は3歳以降もG1で活躍が約束されているような状態になっていますので、今年のメンバーも将来性まで含めて勝ち馬を予想してみたいですね。
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 過去10年のデータ
人気
POINT
- 勝ち馬は5番人気まで
枠順
POINT
- 5枠と7枠が単勝妙味あり
- 8枠は意外と苦戦
ローテーション
POINT
- 王道はアルテミスSとファンタジーS
前走着順
POINT
- 勝ち馬は前走連対馬
- 2.3着で見ても前走5着まで
消去法
アネゴハダ、シンシアウィッシュ、トーホウラビアン、ヒノクニ、ラブリイユアアイズ
前走脚質
POINT
- 先行馬優勢
血統
POINT
- ロードカナロア、エピファネイア、リオンディーズ産駒が好成績
今年の該当馬
ロードカナロア産駒
キミワクイーン、ステルナティーア
エピファネイア産駒
サークルオブライフ、タナザウィング
リオンディーズ産駒
サク
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 調教評価
アネゴハダ【評価B】
栗東坂路
4F 54.8-39.5-25.5-12.5
中間は坂路と主体で調整されており、
1週前には坂路を単走で一杯に追われ52.5-12.5秒の自己ベストをマーク。
ここへ来てさらに状態も上向いているようです。
そして最終追い切りでは幸Jを背に坂路を単走で一杯に追われまずまずのタイムをマーク。
1週前にしっかり追って自己ベストをマークしているだけに直前はサラっとからと思いましたが、意外に最終もしっかり追って来ました。
ただ実際映像では一杯というより終い強めくらいだったと思うので反応自体は良くなっているでしょう。
ウォーターナビレラ【評価B】
栗東芝
5F 69.7-53.5-38.4-12.2
中間はウッドと坂路併用で調整されており、
1週前には武Jを背にウッドを併せ馬で0.5秒追走を馬なりのまま85.8-11.9秒をマークし0.2秒先着。負荷を掛けていましたね。
そして最終追い切りでは芝コースを吉田隼Jを背に単走で馬なりのまま駆け抜けました。
芝での最終追い切りでしたが軽めの調整程度の内容でした。
1週前にしっかり追い切ったことで仕上がったという判断でしょう。
キミワクイーン【評価B】
美浦W
6F 83.0-66.3-52.1-38.2-11.7
中間はウッド主体で調整されており、
1週前にはウッドを併せ馬で0.4秒追走から一杯に追われ67.9-12.2秒をマークし0.4秒先着。
さらに5日(日)にもウッドを併せ馬で0.3秒追走から馬なりのまま54.9-11.4秒をマーク0.1秒先着し負荷を掛けてきていますね。
そして最終追い切りでは内田Jを背にウッドを併せ馬で0.9秒追走し最後を一杯に追われ0.2秒先着しました。
終い重点でしたが2本連続で併せ馬先着と負荷を掛けてきていただけに反応は良くなっていますね。
サク【評価C】
栗東坂路
4F 54.9-40.0-25.6-12.7
中間は間隔が詰まっていることもあり速いところは最終追い切りの一本のみ。
その最終追い切りでは坂路を単走でラストを強めに追われ駆け上がりました。
間隔が詰まっていることもありますがあまり良化は感じられませんでしたね。
サークルオブライフ【評価B】
美浦W
5F 68.5-53.3-38.4-12.1
中間はウッド主体で調整されており、
1週前にはウッドを併せ馬で0.3秒先行し強めに追われ67.7-11.6秒で併入。
5日(日)にもウッドを併せ馬で0.4秒先行し馬なりのまま57.9-12.7秒で併入。
負荷はしっかり掛けられてきました。
そして最終追い切りでもウッドを3頭併せの真ん中で0.9秒追走し馬なりのまま併入してきました。終始手ごたえ十分なまま駆け抜けていきましたね。
状態はこの馬なりに良さそうです。
シークルーズ【評価C】
栗東CW
4F 54.5-38.1-11.8
中間は坂路と併用で調整されており、
3日(金)には坂路を単走で馬なりのまま57.3-13.3秒をマーク。
そして最終追い切りでは岩田望Jを背にウッドを併せ馬で0.5秒追走から馬なりのまま駆け抜けアタマだけ遅れました。
間隔が詰まっているだけに本数は少な目ですがこの馬なりに動けているのではないでしょうか。
スタティスティクス【評価B】
栗東坂路
4F 52.2-37.8-24.6-12.3
中間は坂路主体で調整されており、
1週前には坂路を単走で馬なりのまま55.0-12.4秒をマーク。間隔が詰まっていることもあり中間速いところは最終と併せて2本のみ。
そして最終追い切りでは和田竜Jを背に坂路を併せ馬で0.9秒追走から馬なりのまま駆け上がり0.3秒先着。最後まで減速しなかった点は好印象。間隔が詰まっているものの馬なりのまま自己ベストをマーク出来ておりここへ来ての上昇度は高いでしょう。
ステルナティーア【評価B】
美浦W
5F 67.1-52.2-37.6-11.5
中間は坂路と併用で調整されており、
1週前にはウッドを併せ馬で0.5秒先行し馬なりのまま68.2-11.9秒で併入。
その後5日(日)には坂路を単走馬なりで追い切られ54.9-12.3秒をマークし好調をアピール。
そして最終追い切りではルメールJを背にウッドを併せ馬で0.9秒追走し馬なりのまま併入しました。併入でしたが軽く気合を付けてからはスッと相手に並びかけ反応の良さを見せていました。当日輸送もありますし最終はこれくらいで問題ないでしょう。
タナザウィング【評価A】
栗東CW
6F 83.8-68.7-53.3-38.0-11.6
中間は坂路と併用で調整されており、
1週前にはウッドを併せ馬で3.7秒先行し馬なりのまま82.6-12.4秒で0.1秒先着。5日(日)にも坂路で馬なりながら55.0-12.4秒と負荷をしっかり掛けられています。
そして最終追い切りでは国分恭Jを背にウッドを併せ馬で0.8秒先行し馬なりのまま0.2秒先着してきました。
先行しつつも気合を付けられてから反応よく併せた相手を突き放しており状態は良さそうです。
ダークペイジ【評価B】
栗東坂路
4F 52.5-38.3-24.7-12.3
中間はウッドと併用で調整されており、
1週前には横山和Jを背にウッドを併せ馬で0.4秒追走し一杯に追われ82.9-11.9秒をマークし0.4秒先着しました。追走してしっかり先着してきた点は好印象ですね。
そして最終追い切りでは坂路を併せ馬で強めに馬なりのまま最後まで加速ラップを踏めており連勝を決めた前走からさらに状態を上げていそうです。
トーホウラビアン【評価C】
間隔が詰まっていることもあり速い時計の追い切りは行われていません。
ナミュール【評価A】
栗東坂路
4F 54.0-38.4-24.4-11.8
中間は坂路主体で調整されており、
5日(日)には坂路を単走で馬なりのまま65.5-13.7秒をマーク。
そして最終追い切りではC.デムーロJを背に坂路を併せ馬で0.5秒追走し強めに追われ54.0-11.8秒をマーク。終い重点ですが仕掛けられてからは併せた馬を突き放す一方。
それほどの反応を見せてくれました。
テン乗りですがC.デムーロJも直前にコンタクトを取れたことはプラスでしょう。
ナムラクレア【評価A】
栗東坂路
4F 52.2-37.2-23.7-11.6
中間は坂路主体で調整されており、
1週前には浜中Jを背に坂路を併せ馬で1.1秒追走し強めに追われ54.9-11.7秒をマークし1.4秒先着。併せた相手が2歳未勝利馬とはいえキレのある走りを見せていました。
そして最終追い切りでも浜中Jを背に坂路を併せ馬で0.7秒追走し強めに追われ0.8秒先着してきました。
もちろん加速ラップにはなったのですがラスト2ハロンが12.1秒-11.6秒のすごい加速力でしたね。それでいて全体も52.2秒でまとめてきた辺り状態はかなり良さそうです。
ナムラリコリス【評価B】
栗東坂路
4F 54.5-39.3-25.2-12.3
中間はウッドと併用で調整されており、
1週前には泉谷Jを背にウッドを併せ馬で1.2秒追走から一杯に追われ80.5-12.6秒の好タイムをマークし0.6秒先着。
併せた相手が2歳未勝利馬とはいえしっかり追走から先着出来ている点は好印象です。
最終追い切りでは同じく泉谷Jを背に坂路を併せ馬で0.7秒追走から馬なりのまま駆け上がり加速ラップを踏んで併入。休み明けとなりますがこの馬なりに仕上がっているのではないでしょうか。
パーソナルハイ【評価B】
栗東坂路
4F 52.5-38.0-24.5-12.0
中間は坂路主体で調整されており、
1週前には坂路を単走で馬なりのまま駆け上がり53.5-12.0秒をマーク。
そして最終追い切りでは藤岡康Jを背に坂路を単走で強めに追われ自己ベストタイのタイムをマーク。それでいて最後まで加速ラップを踏めている辺り好調でしょう。
ヒノクニ【評価B】
美浦W
5F 67.1-52.1-37.8-12.1
中間は坂路と併用で調整されており、
1週前にはポリトラックを併せ馬で4ハロンから0.3秒先行し一杯に追われ54.5-11.6秒をマークし0.1秒先着。
その後5日(日)に坂路を単走で馬なりのまま57.9-12.4秒とまずまず負荷を掛けてきました。
そして最終追い切りでは山田Jを背にを背にウッドを併せ馬で0.5秒追走から一杯に追われ1.2秒先着。
時計面では物足りないもののこの馬なりに動けているでしょう。
ベルクレスタ【評価A】
栗東坂路
4F 55.0-40.0-25.5-12.4
中間は坂路主体で調整されており、
1週前には松山Jを背に坂路を単走で直線強め追われ51.1-12.0秒の自己ベストをマーク。
全体も速く終いも加速している点が好印象です。
最終追い切りでは松山Jを背に坂路を単走で馬なりのまま駆け上がり加速ラップを踏んできました。1週前にしっかりやっているので最終はこの程度で良いでしょう。
ラブリイユアアイズ【評価B】
美浦W
6F 83.6-67.7-53.1-38.3-12.3
中間は坂路と併用で調整されており、
1週前にはウッドを併せ馬で0.5秒追走し馬なりのまま83.7-11.7秒をマーク。
さらに5日(日)には坂路を単走で馬なりのまま56.7-13.5秒で調整されています。
そして最終追い切りではウッドを単走で馬なりのまま83.6-12.3秒をマークしてきました。単走で馬なりならこのくらいでしょうし1週前にしっかり追っているので最終は気合を乗せる程度でしょう。
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 最終予想 調教評価まとめ
【評価S】
該当無し
【評価A】
タナザウィング、ナミュール、ナムラクレア、ベルクレスタ
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 最終予想
◎ナムラクレア
◯ナミュール
▲ベルクレスタ
△サークルオブライフ
△スティルナティーア
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※調教映像はグリーンチャンネルさんを、調教タイムなど詳細は競馬ブックさんを参考にさせていただいています。
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